2010年9月2日木曜日

かっこちゃんの日記より(抜粋です)



第390号 宮ぷー こころの架橋ぷろじぇくと  
2010年9月2日現在 参加者人数3711人
「9/2 昨日の宮ぷー」      
このメルマガを初めて読まれる方へ 
メルマガの生い立ちをこちらのページに書いていますので、ご参照ください。
http://ohanashi-daisuki.com/story/index.html


レッツチャットの署名よかったねというメール、ばんざーいと言うメールをたくさん
いただいています。お電話もいっぱいいただきました。泣きながら、お電話をくだ
さった方もおられて、私も一緒に泣きました。どうして、みなさん、こんなに一生懸
命にしてくださるの? みなさんがご自分のことのように喜んでくださる。本当なら
お一人おひとりに会いに行って、手をにぎって、ありがとうございますとお礼を言い
たいです。
お手元の署名はぜひ、私に送っていただきたいです。今まで通りちゃんと数えて、お
手紙と署名を別々にまとめて、そして必ず社長さんにお届けします。感謝と応援と、
これからも伝えていきますという決意の署名。大切な署名です。

昨日のメールでも、お二人の方から、住所のお尋ねと一緒に、レッツチャットにつ
いてのお尋ねがありました。お一人はお父様のために、お一人は息子さんのために。
一緒に気持ちを伝えあう方法を探していきたいと思います。
レッツチャットの存続が決まって、今度はいよいよ「おはなしのーと」の作成で
す。「おはなしのーと」は「おはなしだいすき」のホームページの一つです。「おは
なしのーと」チームのみなさんはお仕事をそれぞれ持っておられながら、みなさん、
毎日すごく頑張って大公開の日を目標に、描きつづけたり、編集してくださったりし
ておられます。

私は思うのです。すべての人が思いを持っていてそれを伝えたいと思っている。で
も、その方法はあまりにも広まっていないのです。思いを伝えたい人が、「おはなし
だいすき」のページを見ていただけたら、何かヒントを持って帰っていただけたらい
いなあと思うし、一緒にその方法を探していけたらいいなあと思います。

下のメールをいただきました。抜粋です。
「レッツチャットは、私の子供の様な子は使えないけれど、伝えたい心、分かっても
らいたい気持ちは胸いっぱいあるのですよ。 そんな子たちもいるってこと、道具が
あっても伝える術のない我が子たちのこと かっこちゃんにはほんの少しでも伝えて
欲しかった。
あ・い・う・え・おをつないで、言葉で気持ちを伝えることはできなくて 気持ちや
心のある子供たちを知ってるはずですよね。私は、我が子の障害のことを分かっても
らうことが難しいことを目の当たりにしています。私の子は、今日あった事を言葉で
私に伝える事は出来ません。 でも、知ってること感じてることはたっくさんありま
す。
私はそんな我が子のことを分かってあげられなかった。絵を描くようになって初めて
知りました。 子供に失礼な毎日だと思っています。言葉で伝えられない苦しさ、も
どかしさ、寂しさ。子供の絵を見て初めて気付かされました」

本当にそうですね。レッツチャットは文字を使った場合(絵を入れて使うこともでき
るのですが)「あいうえお」のしくみがわかっていないと使うのは難しいです。で
も、前にも脳外科の先生がメルマガで教えてくださったように、言葉を話す、字を読
む、耳で聞いたことばを理解する、絵で意味を理解する・・・どれも、みんな脳の違
う場所を使います。自閉症のお子さんは視覚優位と言われています。聞いた言葉より
も、目で見たことが理解しやすいと言われています。それから、左脳を出血された方
は、おはなしをすること、文字を読むこと、計算をすることなどがむずかしくなられ
ることがあります。けれど、イラストでは思いをつたえることができる方がほとんど
です。「おはなしのーと」は、イラストを使って、思いを伝えられるようにという目
的で作られています。それから、絵には日本語の単語と英語も添えられています。外
国の方とも思いが伝え合えるように・・・。

それから、イラストを使った意思伝達装置もあります。DSを使った「あのね」など
が、そのひとつです。それから、サイン言語を使ったり、指文字を使ったり、いろい
ろな方法もお伝えしていけたらと思います。本当に誰もが思いを伝えられるように
なったらいいなあと願っています。そしてその活動をこれからも、ずっとしていきた
いです。

今日から新学期が始まりました。子供たちと一緒にいる時間大好きです。今いる学校
は不登校のお子さんが多く通っておられます。口の機能とか、脳の損傷とかいうこと
が見当たらなくても、人が思いを伝えるということはそんなに簡単なことではないな
あと思います。相手が大好きになって、お互いに、相手の思いを知りたいなあとか、
私の気持ちをきっと知りたがってるかなって思えて初めて気持ちが伝えられるように
なるのじゃないかなと思うのです。
学校に入ってこられるお子さんの多くは、最初はとても無口で、ほとんどお話をしな
いです。けれど、だんだん、友達や教員と仲良くなって思いを伝えられるようになっ
てきます。そのような場合も含めて、自分の思いをすべての方が伝えられるように
なったらなあと思います。


今日は病院に行って、すぐに「いい報告があるよ」と言いました。「じゃじゃじゃ
じゃーん。レッツチャットの存続が決定しました」私が言うと、宮ぷーは目をすごく
大きくしてびっくりした顔をして、そして、顔をくしゃくしゃにして泣きました。そ
して「しょめいはとおかまで?」と聞いたので「そうなの。聞いてね」と昨日の夜の
速報のメールを読みました。宮ぷーはずっと泣いていて、そして、そのあと、「しょ
めいをありがとう」と言って、これを今日のブログに書いてと言いました。「ありが
とう。ありがとう。ありがとう」
宮ぷーはすごくすごくうれしかったのです。そしてさっそく「あたらしいのどんなの
かな?」と言っていました。そして笑っていました。ああ、宮ぷーが笑ってるよ。
笑ってる。うれしいです。


今日いただいた署名は2358名。あわせて5790名になりました。ありがとうご
ざいます。

かつこ


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