2013年1月15日火曜日

今朝も 大切なことが書いてあったので 載せさせてください 



第1258号 宮ぷー こころの架橋ぷろじぇくと
                    2013年1月15日現在 参加者人数6353人
 「1/15 昨日の宮ぷー」
このメルマガを初めて読まれる方へ
メルマガの生い立ちをこちらのページに書いていますので、ご参照ください。
http://ohanashi-daisuki.com/info/story.html


せいらが名古屋へ帰っていきました。帰っていく日はいつもすごくさびしいです。で
も、だからこそ、また会えます。誰とでもちょっとのお別れでもさびしいけど、ペ
ルーの阪根さんはいつもおっしゃいます。一度別れないとまた会えないからって。

1月12日に國學院大學キャンパスで行われたきんこんの会に、たくさんの方が参加さ
れたそうで、色々な方がそのことについて書いておられます。ゆみこちゃんはメルマ
ガの中で書いておられます。
・・・・・・
おはようございます! かめおかゆみこです。これまで、3360号を発行してきま
したが、今日のメッセージほど、ほかのひとにも伝えてほしいと思ったことはありま
せん。
渾身の想いで書きます!

★今日のフォーカスチェンジ♪
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「本当の想い」前々から行きたいと思っていた会に、参加してきました。
“きんこんの会”障害の重い人たちの自発的活動にかかわりつづけてきた柴田保之さ
んが、主催をされています。ところで、ちょっと想像してみてください。あなたの毎
日の生活のなかで、突然、自分の意思ではないのに、手足が勝手に動いてしまった
ら?自分の意思ではないのに、声やことばが、勝手に出てしまったら?そして、あな
たには、それを止めることも、「これは想いとちがう」と伝える手段もないとした
ら?「障害児」「障害者」と呼ばれるひとたちのなかには、まさにそのように、自分
の意思ではないのに、勝手に手足が動いたり、声が出たりしてしまうひとたちがいま
す。そのために、まわりから奇異の目で見られ、知的にも遅れていると誤解されてし
まっています。「きんこんの会」では、柴田さんが編み出した意思伝達の方法によっ
て、そんなひとたちが、想いを伝えあうことができるのです。

当人同士が、直接伝えあうことはできないけれども、あいだに、意思伝達の方法をマ
スターした「通訳」と呼ばれるひとたちが入ることによって、それが可能になりま
す。もともとは、数人でスタートした会だそうです。けれども、かっこちゃん(山元
加津子さん)のメルマガなどをとおして、たくさんのひとが、会の存在を知るように
なり、この日は、当事者と関係者、そして見学者、あわせて、70~80名のかたが
いらしていました。
からだにふれたり、指文字や、手を添えての筆記など、いくつかの方法によって、閉
じこめられていた内面のことばが表現されていきます。話には聴いていたけれど、実
際に、見せていただくと、聴いて知っていたのとは比べものにならないほどの衝撃を
受けました。

たとえば、表面的には、まったく表情も変えず、ときには、話の最中に、ちがう方を
向いたりしているお子さんが、自分の想いを、すらすらとよどみなく伝えてくれるの
です。ときには、くやしさやかなしみを、うったえてくることもあります。その語彙
の豊富さ、想いの深さは、思わず息をのむほどです。おそらく、実際に見たことのな
いひとは、これを読んでも、半信半疑と思います。勝手に、話をつくっているのでは
ないかと思われるでしょう。けれども、そうではないことは、いくつものかたちで示
されました。たとえば、障害の度合いによっては、話の内容がちがうときには、ちが
うことを、手や頭を振るなどして、意思表示することができる子がいます。「これは
合っている」と示すために、手を打ったり、まゆをあげたりなどして、意思表示をし
てくれる子たちもいました。でも、たとえそんなことをしなくても、実に自然に、そ
れらの話が、いつわりのないものであることがわかるのです。

無表情だった子が、突然、ぱっと花が開くように笑顔を見せたりなど、ほんのちょっ
とのしぐさや表情や、反応のなかに、その子の想いの片鱗を、見いだすことができる
のです。ああ、これはこの子たちの、本当の想いなのだと、感じることができるので
す。通訳を介して想いをわかちあう会は、およそ3時間にわたりました。でも、この
3時間は、私の人生観を変えてしまうのに、充分でした。会の開催は隔月です。この
子たちは、また2か月のあいだ、この子たちの本当の想いを知らないひとたちのなか
で、沈黙して過ごさなくてはならない。いえ、沈黙どころか、軽視や蔑視といった差
別に、さらされることさえあるでしょう。2か月に一度、やっと想いをわかちあえる
場にあってさえ、「自分よりほかのひとに時間をあげて」「ここにいないひとたちに
も伝わるように」と、ひとを気づかう子どもたちを見ながら、私たちが、いかに無知
と無理解で、おおくの障害をもつひとたちの苦しみを見過ごしてきたかを知ったので
す。

知ってしまった以上は、そのままではいけない。そんな想いが、ふつふつとこみあげ
てきました。私のミッションは、そのひとがそのひとらしく生き生きと生きることを
サポートすること。私にできることがきっとある…。そう思えてなりません。そし
て、それが何かを、本気でさがしていこうと決めました。どうか、あなたも知ってく
ださい。そして、この事実と、この想いをわかちあってください。わかちあって、あ
なたの大切な誰かに、伝えてください。これは、単に、障害者と呼ばれるひとたちの
問題ではありません。目の前に見えることだけに、こころをとらわれ、本当のことが
見えなくなっている私たちに、つきつけられた、重い問いかけなのです。私たちが、
ひととしてどう生きるかを問われる、課題なのだと思うのです。

●追記 ぜひ、こちらも読んでみてください。
柴田保之
http://shirayukihime-project.net/shibata-yasukuki.html
かっこちゃんのメルマガ
http://www.mag2.com/m/0001012961.html
・・・・・・
ゆみこちゃんありがとう。こんなに熱い思いで伝えてくださったこと、ものすごくう
れしいです。

お友達がうれしいことを教えてくださいました。「ぼくはうみがみたくなりました」
http://youtu.be/sqTkuWXNUfo
の監督さん、山下さんがご自身のブログで昨年末に、「来年はドラマ、ではなく……
ドキュメンタリー作品を撮ろうと考えています。20年来の友人であり仲間である柴田
保之教授(国学院大) の実践を追いかけてさせて貰おうと思っています。既に了解も
貰っています」と書いておられると教えてくださいました。ちょうど、柴田先生と
も、山下さんのお話をしていたところだったのです。多くの方が、柴田先生の存在
や、誰もに思いがあることが、本当のことだと知る時期に来たのかなあと思ってうれ
しいのです。

いづみちゃんからです。
・・・・
  星野さんいつもメルマガ配信ありがとうございます。多くのメールが届くでしょう
に、いつもかっこちゃんへメールを届けてくださること、本当にありがとうございま
す。年末に、重症心身障がいのある方を揺らすことについてメールさせていただいた
者です。利用者さんのコンディションがイマイチで、せっかくメルマガでかっこちゃ
んにお返事していただいたのに、まだ職員間で話し合うことができずにいるので心苦
しいのですが…今日は、初めてきんこんの会に参加させていただくことができたの
で、その感動をかっこちゃんにどうしても伝えたくてメールしてしまいました。星野
さんにメールを送る手間をかけさせてしまうし、かっこちゃんもお忙しいから、ご迷
惑かとも思ったのですが、もしかっこちゃんにこのメールを伝えていただけるなら嬉
しいです。

私は重症心身障がい者の方のデイサービスに配属され、丸三年になろうとしていま
す。言葉でコミュニケーションがとれる利用者さんはおらず、三年かかってようや
く、表情や行動で快か不快かがわかるようになったかな、という感じで、毎日自分の
関わり方や介助の仕方、自分が選択したことなどなど、これでいいのだろうかと悩み
ながら利用者さんと関わっています。
きんこんの会で当事者の方の思いや通訳の仕方などを見学させていただくことで、何
か自分の仕事へのヒントになればと思って参加させていただいたのですが…「どんな
に障がいが重くても、みんな心を持っている」わかっているつもりだったけど、私、
わかっていなかった!特に、「自閉症」と呼ばれる方の理解が、私、全くできていな
かったと猛反省しました。

今の部署の前は、10年近く知的障がいの方の入所の部署に勤務しており、自閉症の方
と接する機会も多くあったのですが、今日、初めて柴田先生に通訳してもらったとい
う方が、「自閉症の人は誤解されている、体の障がいが重い人は無視されている」
「学者は自閉症の特徴を、相手の考えを推測できないだとか、いろいろ言うけど、み
んなと同じ考え方を持って生きてきた。“体と心のコントロールにハンディがある”、
それが特徴だ。“自閉症”という呼び名も嫌だ」等々の話をされていて、今まで出
会ってきた「自閉症」と呼ばれる利用者さんのことを、理解しようともしてこなかっ
た自分に気づかされ、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

初めてのきんこんの会を通して感じたのは、本当は通訳できるようになることが一番
いいのでしょうが、そこまでできなくても、「今、目の前にいる相手には深い気持ち
がある、ということを前提に関わる」、それがすごく大事なことなのだということで
す。本当は当たり前のことなんですが、その考えがあるとないとでは接し方が全く
違ってきますよね。利用者さんとの関係が良い方に変わりそうで、連休明けの仕事が
楽しみです。今日はすごくたくさんの方が見学されており、プレスの方もいらっ
しゃったようです。たくさんの見学者を前に、当事者の方はすごく緊張されるかもし
れないけど、一人でも多くの人に、この現実を見てもらうことで、世の中は必ず変
わっていくと強く思いました。同僚や、そしてできれば私の職場の利用者さん本人に
もきんこんの会に参加してもらいたいなあ。かっこちゃんのお陰でこのような会を知
ることができました。ありがとうございました。

きんこんの会に参加したいとずっと思っていたものの、一人で行くのが心細かった私
が今回参加できたのは、mixiの「白雪姫プロジェクトを応援します」というページの
中で、「カンの会」というコミュニティが紹介されており、そこで繋がった方がご一
緒してくださったからです。新しい素敵な出会いにも、感謝でした。長々とすみませ
んでした。最後まで読んでいただきありがとうございました。柴田先生やななえ先生
にもよろしくお伝えください。いづみ
・・・・

いづみちゃんありがとうございます。私もいずみちゃんと同じことを思います。本当
の奥底にある気持ちを、私にはわかる力がなくて、そのことを、いつも申し訳なく思
います。でも、思いを知ろう、知りたいという気持ちで、一緒にいられること、その
ことを子どもたちはいつもわかってくれるように思うのです。そしてなんとか伝えよ
うとしてくれて、こちらもわかりたい、知りたいと思うことで、きっとわかり会える
日が来る。あきらめなければ、方法は必ずみつかると私はそう信じています。

かつこ

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